柿の木日記

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未来の音 vol.18 山根一仁(ヴァイオリン)

2013.12.15

【プログラム】

ヘンデル: ソナタ 第4番 ニ長調 Op.1-13

ビーバー: パッサカリア ト短調

チャイコフスキー: ワルツ‐スケルツォ

R.シュトラウス: ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18

 〈休憩〉

フランク: ヴァイオリン・ソナタ イ長調

ラヴェル: ツィガーヌ

《アンコール》

パガニーニ: カプリース第24番
シュニトケ: きよしこの夜

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 2010年、中学3年生で日本音楽コンクールを圧倒的な表現力で制覇し、鮮烈なデビューを飾った山根一仁さんが登場。
数々のオーケストラとの共演やリサイタルなどのステージで聴衆を魅了している高校3年生です。
チケットは早々に完売。この若手ヴァイオリニストへの注目度と期待感の高さがうかがわれました。

 
さて、今回のコンサートでは冒頭にバロックが2曲続きます。

おおらかな明るい曲調のヘンデルのソナタから一転、
静謐な趣をたたえた 無伴奏のパッサカリアでは、静まり返った会場にヴァイオリンの音色だけが響きます。
息をつめて演奏に耳を傾ける会場の空気が舞台袖でも感じ取れるようでした。

前半ラストにR.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタが登場です。ヴァイオリンが朗々と歌い、堂々たるピアノも魅力を発揮するこのドラマティックなソナタに満足の嘆息とともに大きな拍手が贈られ、お客さんも少し一息の休憩。

DSCN0803.JPG

後半は、ヴァイオリンのソナタの中でも高い人気を誇るフランクのソナタから始まります。
エネルギーほとばしる演奏です。

DSCN0859.JPG

コンサートのラストは、ラヴェルがヴァイオリンの名手のために作曲したツィガーヌで超絶技巧を存分に聴かせ、会場も大きく盛り上がってのフィナーレとなりました。

アンコールのパガニーニでさらに超絶技巧でたたみかけ、最後は季節がら、ということでクリスマスにちなんだ曲がアンコール。
山根さんが選んだのはシュニトケの「きよしこの夜」。
確かにきよしこの夜のメロディーなのですが、聴きなれたメロディーから音が外れていく茶目っ気(?)につい漏れてしまう客席からのくすくす笑いでコンサートを〆ていました。

 

担当: 小比類巻

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