柿の木日記

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楽器のひみつ_「チェロ」 横坂源

2014.01.28

【プログラム】

ベートーヴェン:魔笛の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
シューマン: 幻想小曲集 Op.73
バッハ: ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第1番 ト長調 BWV1027

〈休憩〉

ヤナーチェク: おとぎ話
ブラームス: チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38

《アンコール》
カザルス: 鳥の歌

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「楽器のひみつ」シリーズで久々にチェロが登場です。

今回、チェロのひみつを紐解いていただくのは、ドイツでの研鑽を経て活発な演奏活動を展開している横坂源さん。これまで、当ホールの未来の音シリーズ、未来の音ガラコンサートにも出演していただいています。
共演のピアニスト・今西泰彦さんも、2011年の「楽器のひみつ」にヴァイオリンの佐藤俊介さんとご出演いただき、横坂さんとは目黒区内の小学校へのアウトリーチプログラムでの演奏をお願いしたこともあります。

まさにチェロの魅力を味わえる多彩な作品で構成されたプログラムでは、チェロの多様な表現とともに、繊細さから大胆さの表現の幅が広いピアノも存在感を見せていました。

DSCN1733.JPG

後半冒頭のトークでは、「ひみつ、というほどのものはなく、シンプルな構造なのですが・・・」と言いつつも、丁寧に説明してくださる横坂さん。

同じ音を出すにも押さえる弦によってもニュアンスが違うので、作品を読み解きながら演奏方法を模索するそうです。

さらに、プログラムにはなかったバッハの無伴奏チェロ組曲第1番からプレリュードの演奏という思いがけないプレゼントも。

プログラムに戻り、チェコの作曲家・ヤナーチェクがロシアの詩人の詩からインスピレーションを得た「おとぎ話」、そしてプログラムのラスト、ブラームスのソナタでチェロとピアノがせめぎあいながら堂々たるフィナーレを迎えると、満席の会場からは大きな拍手が贈られました。

チェロが哀切に歌うアンコールの「鳥の歌」まで、たっぷり「チェロ」を味わいつくしました。

 

担当: 小比類巻

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