
ゆったりライヴの旅2009 レポート
2010.01.202009年は「PAN CAKE」「アン・サリー」「神武夏子+藤富保男」の
3組のアーティストのライヴが行われました。

ゆったりライヴの旅シリーズ
めぐろパーシモンホールという“アコースティックが似合う”落ち着いた空間で、
クラシックだけではない、リラックスして聴けるいろいろなジャンルの音楽を、
もっと若い世代の人々にホールで楽しんでもらいたいという思いから、
2008年にスタートしたシリーズです。
このシリーズの公演チラシには、目印となるこの飛行機のロゴがついています。
ロゴデザイン:中嶋香織
ちなみに、2008年までに開催したものはこちらです。
●vol.1 中村善郎ボサノヴァ・ライヴ(2008年2月)
●vol.2 noonライヴ(2008年3月)
●vol.3 中島ノブユキ 24のプレリュードとフーガ(2008年12月)
今回レポートするのは昨年開催したつぎの3公演。
●vol.4 PAN CAKEライヴ(2009年8月)
●vol.5 アン・サリーライヴ(2009年9月)
●vol.6 神武夏子+藤富保男「サティとフランス6人組×詩を奏でる」(2009年12月)
●PAN CAKE パンケーキ・ライヴ
<ゆったりライヴの旅vol.4>
2009.08.08 小ホール

公演チラシ
デザイン:argyle street tea room
PAN CAKE
「スティール・パン+アコーディオン+ギター」という珍しい編成の三人組。
トリニダード・トバゴの民族楽器スティール・パンの音色を中心に、
南国テイストあふれるジャジーでPOPで聴いていると楽しくなるような
心地よいサウンドが魅力のアーティスト。
スティール・パンは打楽器のように見えますが、
正確な音階がある珍しい楽器です。
クールにも熱くも聴こえる不思議な音色は、心地よい。
スティール・パンの原田芳宏さん。
パノラマ・スティール・オーケストラでも広く知られています。
転がるような音は、音の粒を浴びているような気分にもなります。
アコーディオンの大塚雄一さん。
アコーディオンというと、フランスなどヨーロッパを思わせる楽器ですが、
この編成だと音色に南国を感じるところも不思議。
ギターはブラジリアン・ギターの名手として
広く知られる小畑和彦さん。
グルーヴ感あふれる心地よい演奏でした。
この日、ライヴを観にきてくださっていたアーティスト、
Saigenji(サイゲンジ)さん(vo.)が客席から飛び入り参加!
PAN CAKEのCDでも共演していたブラジルの曲「JOGRAL」でヴォーカルを披露。
サイゲンジさんもこのシリーズにぴったりなアーティストですね。
●Ann Sally アン・サリーライヴ
<ゆったりライヴの旅vol.5>
2009.9.26 大ホール

公演チラシ
デザイン:中嶋香織
アン・サリー
20~40代のこだわり派の音楽ファンを中心に人気が高いヴォーカリスト。
レパートリーはジャズ~ブラジル音楽、ロック~ソウルミュージック、そして自作曲まで
幅広いジャンルの曲を洗練された新しい解釈で歌を表現するアーティスト。
医師、歌手、二人の娘さんを持つ優しい母という3つの顔を持つ。
このシリーズ初の大ホール公演!お子さまも入場可能としたライヴ。
この大量のバギーをご覧ください。
ジャジーなアレンジによる細野晴臣氏「三時の子守唄」でスタート。
公演は3時スタートだったので「お子さんを眠らせてしまおうと思って」
と語りかけるようにうたうアン・サリーさん。

アン・サリーさんの楽しいお話を交えながら、
終始リラックスした雰囲気で進むライヴ。
バンドは大編成の豪華メンバー。仲の良さが伝わってきます。
小林創さん(ピアノ)、津村和彦さん(ギター)、飯田玄彦さん(トランペット)、
吉野友加さん(アイリッシュハープ)、羽立光孝さん(ベース)、蓑宮俊介さん(ドラム)
あたたかい音を奏でます。
曲目は人気曲「蘇州夜曲」、松田聖子「ガラスの林檎」や「戦場にかける橋」から
日本の歌「椰子の実」やブラジルの曲からJAZZYな曲、
アン・サリーさん自作の新曲「時間旅行」など、本当に幅広いジャンルにわたる
豪華な内容でした。
ときに力強く、ときにやわらかく。楽曲によって、
さまざまな表現で歌うアン・サリーさん。
アン・サリーさんの都内での単独公演は非常にレアで貴重なもの。
子どもたちと若いお母さんなど、1000人近いたくさんのお客様に
ご来場いただき大盛況に終わりました。
●神武夏子×藤富保男
サティとフランス6人組×詩を奏でる
<ゆったりライヴの旅vol.6>
2009.12.5 小ホール

公演チラシ
イラスト:藤富保男
デザイン:中嶋香織
<神武夏子(こうたけなつこ)>
エリック・サティやプーランクを中心にした「フランス6人組」の作品の演奏で知られ、
作曲家たちのエピソードを交えてフランスの文化を伝える独自のポジションを築いているピアニスト。
<藤富保男(ふじとみやすお)>
ユーモアあふれるモダンな詩の作風で知られ、海外でも著名な日本を代表する詩人。
サティの詩の翻訳を手がけた「エリック・サティ詩集」などでも広く知られる。著作多数。
第1部は神武さんによるピアノコンサート、
第2部は藤富さん・神武さんの「詩を奏でる」という構成の公演でした。
有名なエリック・サティ「ジムノペディ」、プーランク「間奏曲イ長調」など。
とても美しい曲から斬新な曲まで演奏されました。
フランスの作曲家のことや、フランスの文化を
楽しいエピソードを交えて話す神武さん。
藤富さんと神武さんによる「詩を奏でる」のコーナー。
今回の公演の特徴となる、詩と音楽のコラボレーションです。
インテリジェンスあふれるユーモアを織り込んだ藤富さんの詩がフランス的。
音楽と詩を組み合わせた部分もありました。
楽しそうに演じているお二人。
藤富さんは絵を描いて、海外で個展を開かれたりしています。
公演中にも詩の内容と自作のイラストや写真のとりあわせがおかしく、
お客さんの笑いを誘っていました。
2010年も「ゆったりライヴの旅」シリーズは続きます。
今まで登場していないアーティストを予定していますので、どうぞお楽しみに。
LIVE at meguro persimmon hall
以上、めぐろパーシモンホール事業課の
高見澤がお伝えしました。













