楽器のひみつIX「チェロ」　横坂源

選りすぐりのプログラムとトークで楽器のひみつと魅力に迫る本シリーズの今回のテーマはチェロ。

奏者の横坂源は、チェリストの登竜門である全日本ビバホール・チェロコンクール（第5回）にて史上最年少の15歳で第1位獲得をはじめ国内外で様々な受賞歴を持ち、2010年には世界の権威ある国際コンクールの中でも難関とされるミュンヘン国際音楽コンクール（第59回）のチェロ部門で第２位を受賞、以降国際的なチェリストとしてのキャリアを積む気鋭のチェリストです。イタリア、ドイツで研鑽を積んだ盟友のピアニスト・今西泰彦と共に、充実のプログラムでチェロの魅力をあますところなくお伝えします。

チケット取扱い

めぐろパーシモンホール
03-5701-2904　（窓口・電話10:00～19:00）
WEBチケット（24時間）
イープラス

出演

横坂源（チェロ）
今西泰彦（ピアノ）

プログラム

※演奏者の希望により、当初お知らせしておりましたプログラムから内容を変更させていただきます。なにとぞご了承くださいますようお願いいたします。

【新プログラム】
ベートーヴェン：魔笛の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
シューマン：　幻想小曲集 Op.73
バッハ：　ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第1番 ト長調 BWV1027
ヤナーチェク：　おとぎ話
ブラームス：　チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38

【旧プログラム】
ベートーヴェン：魔笛の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
バッハ：　ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第1番 ト長調 BWV1027
シューマン：　民謡風の５つの小品 Op.102
ヤナーチェク：　おとぎ話
グリーグ：　チェロ・ソナタ イ短調 Op.36

プロフィール

横坂源　（チェロ）
1986年生まれ。桐朋学園女子高等学校（男女共学）を卒業後、ソリストディプロマ・コースを経て、シュトゥットガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。鷲尾勝郎、毛利伯郎、 ジャン＝ギアン・ケラスの各氏に師事。 2002年 チェリストの登竜門である第5回全日本ビバホール・チェロコンクールに史上最年少（15歳）で第1位受賞。2005年には第15回「出光音楽賞」を、2008年には第７回「齋藤秀雄メモリアル基金賞」を受賞。2009年5月、全ドイツ学生音楽コンクール で第１位（室内楽）を、2010年9月には第59回ミュンヘン国際音楽コンクール・チェロ部門で第２位を受賞し、国際的なチェリストとしてのキャリアを本格化させる。その演奏は、「力強く、豊かで、円熟した音色、そして高い集中力と、何よりも情熱的で生き生きとした演奏」（ハレール・タグブロット）、「卓越した技巧に加え、鋭い感性、豊かな音楽性、質の高い表現力など、天才肌とも言える驚異的な才能の持ち主」（音楽の友）など各誌で絶賛を受ける。サントリーホールディングス株式会社所有の1710年 Pietro Giacomo Rogeri 制作のチェロを貸与されている。

今西泰彦　（ピアノ）
1984 年生まれ。静岡県浜松市出身。1996 年 静岡県学生音楽コンクール中学生部門において第１位を受賞。 2005 年 第２回浜松交響楽団ソリストオーディションにて第１位を受賞し、同楽団と共演。東京藝術大学で迫昭嘉教授に師事する。 東京藝術大学大学院に進学、翌年渡欧し、イタリアのイモラ音楽院にてピエロ・ラッタリーノに、パリにてミッシェル・ダルベルトの各氏に師事。東京藝術大学大学院修了後、ミュンヘン国立音楽・演劇大学にてチェンバロ、フォルテ・ピアノをクリスティーネ・ショーンスハイムに、室内楽をチェリストのクリスティン・フォン・デア・ゴルツの各氏に師事し、古楽奏法の研鑽を積む。これまでにポーランドクラクフ室内管弦楽団、藝大フィルハーモニア等と共演。また、各地のホールでのリサイタルをはじめ国内外の音楽祭に参加している。

【主催】（公財）目黒区芸術文化振興財団