柿の木日記・
アウトリーチプログラム

職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。

2009年6月6日(土)

中高生向けの演劇入門ワークショップを行いました。

昨年まで3年間行ったシリーズ「めぐろティーンズプログラム」。

今年から、夏のワークショップシリーズとして「パーシモン・パレット・プログラム」にリニューアルしました。

ワークショップという名の<パレット>で、自分の好きな色を作り出すための材料を探す。将来を考えるとき、自分が好きなものを探すきっかけになればと願って名付けた企画です。どのコースも未経験者でも参加できるこのワークショップシリーズ。今後もご注目ください。

そのシリーズのひとつとして、中学生・高校生対象の「演劇コース」を実施しています。

5月24日、その前半プログラムとして、「演劇入門ワークショップ」を行いました。講師は、劇作家・演出家の平田オリザさん。

ウォームアップとして、仲間を見つけるゲームや2人1組で行う身体のエクササイズから始まり、だんだんと台本を使った課題へ進行。
最後には、グループに分かれ、簡単なアレンジを創作して発表しました。
台本に手を加えることで全体がどう変わるか、間の取り方はどうするか。
わかりやすく楽しいお話の数々。
平田オリザさんは、ときに自らの実践での制作やワークショップでの経験を例に出し、その台本はどこが良くないのか、どうしたらお客さんに伝わる創作になるか?…など理論的な説明をされます。
参加者の皆さんも真剣そのもの。集中して受講し、終わったあと中高生は満足顔でした。

7月に後半プログラムとして、4日間で創作する「夏休み演劇ワークショップ+発表会」があります。発表会では、実際にお客さんの前で創作した作品が披露されます。

私はホールの職員として中高生の演劇ワークショップを毎年担当していますが、単に「若い」というだけではない、中高生にしか出せない空気感をもった楽しい作品が見られるのを今からとても楽しみにしています。

 
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