柿の木日記・
アウトリーチプログラム

職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。

2009年6月18日(木)

「これがオペラだV 第2回 こうもり」が終了しました。

毎年行っている定番シリーズ「これがオペラだ」。

今年は5月「フィガロの結婚」、今回6月「こうもり」、7月「夕鶴」というラインナップです。
ピアノの軽やかな伴奏で、楽しくオペラ作品のストーリー、そして美しい曲の数々を臨場感ある
小ホールでお楽しみいただける人気シリーズです。

今回私は、第2回「こうもり」を担当しました。
作曲はヨハン・シュトラウスII世。明るい曲が多いオペレッタの作品です。オペラのストーリーは、
そんなことありえないだろうという無理のある展開も多く、それが逆に笑えて面白いところなので
しょうか?

この「こうもり」もまた、「刑務所に連れていかれる前にパーティーで気晴らし」など、いろいろ驚く
内容ではありますが、全体的に明るい楽しさあふれる作品です。

二期会の歌手の方々の歌は、毎回素晴らしく、マイクなしで、あそこまで声が響くことがすごいで
す。オペラというのは歌うだけではなく、演技力も要求されるので、大変なジャンルだなと毎回見
ていてつくづく思います。

このシリーズでは、私たち職員も舞台制作に毎回係わり、舞台づくりのための知恵をしぼります。
小道具を調達したり、舞台の台組みを手伝ったり。道具の出しハケ、照明転換のキュー出しなど
も技術員ではないホールの職員の私たちが担当します。さらには、必要に応じて(歌うことはあ
まりありませんが)出演することもあります!公演メイン担当者をはじめ、事業係としても結構手の
かかる事業ですが、無事公演が終わったときはとても達成感があります。

それから、お客様に配布するプログラムのデザイン、舞台に映し出すグラスをモチーフにしたタイト
ルバックを今回もデザインしました。私は美術系出身なので、そういった制作物は自分のカラーが
出せる楽しい仕事のひとつです。ホール職員という仕事は職種としては事務職ですが、事務的な
内容だけではない感性が試される部分も多く、それが自分にとってやりがいでもあります。
7月の「夕鶴」では、大岡山小学校の児童合唱部による合唱も入ります。どうぞお楽しみに!

 
以上、担当の高見澤からの報告でした。

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