柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2015年8月7日(金)

目黒区美術館でのコンサート

目黒区美術館「村野藤吾の建築-模型が語る豊饒な世界」
ミュージアムコンサート
ー白色の建築模型群にこだまする、煌めくサクソフォンの響き

2015年8月7日(金)18:30開場/19:00開演
目黒区美術館 2階
出演: 鈴木広志、東涼太、上運天淳市(すべてサックス)
《プログラム》
ダウランド: come again
鈴木広志: 白夜のリンゴ
上運天淳市: tukutaka
J.S.バッハ: ガヴォット BWV1006
ラモー: Tambourin
上運天淳市: 木馬のシャンデリア*
ケージ: Totem Ancestor
鈴木広志: 建築組曲* I. 屋根の雨音/II. ガラスブロックの曲壁面/III. うねりの手すり
《アンコール》
モギレフスキー: corriend la liebre
ラモー: ミュゼット

*印は本公演のための書き下ろし作品

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目黒区美術館で開催中の「村野藤吾の建築」展。
多様な村野藤吾の建築を建築模型と資料で紹介しています。

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目黒区総合庁舎も村野藤吾による建築のひとつです。

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昨年のシャガール展でのコンサートにつづき、今年もめぐろパーシモンホールと目黒区美術館の共同企画として「村野藤吾の建築」展のミュージアムコンサートを開催しました。

本日の会場は、2階展示室への階段を上りきった場所。
閉館した夜の美術館での、すこし特別感のあるコンサートです。

18時に美術館は一度閉館、急ピッチで会場設営する中で音出し。

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開演直前、階段の下で待機する出演者。

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客席からは見えないどこからか、サックスの音が聴こえてきて…コンサートがはじまります。
演奏者が三方から階段を上ってくるというオープニング。

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今回、出演者の3人には事前に展示を見ていただいたり、それぞれ村野藤吾や彼の建築について調べていただき、プログラムを練っていただきました。このコンサートへの書き下ろし作品も含め、村野藤吾の”豊饒な世界”を紹介する展覧会にふさわしく、さまざまな時代のさまざまなテイストの曲が組み込まれたプログラムとなりました。

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左から鈴木広志さん、東涼太さん、上運天淳市さん。

場所によってかなり音の響きが変わってしまう今回の会場。その特徴を生かし、演奏場所やベルの向きを変えることで変化する響きや、サックスの多彩な表現を聴かせてくれた三人への拍手が、館内に大きく響いていました。

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目黒区美術館「村野藤吾の建築―模型が語る豊饒な世界」展は9月13日(日)までです。
http://mmat.jp/exhibition/archives/ex150711

 

担当: 小比類巻