柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2017年2月12日(日)

《フレッシュ名曲コンサート》めぐろパーシモンホール 春のコンサート

日時: 2017年2月11日(土・祝)
会場: めぐろパーシモンホール 大ホール
出演: 高関健(指揮)、黒岩航紀(ピアノ)、新日本フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)
曲目: リスト|交響詩「前奏曲」
リスト|ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調
リムスキー=コルサコフ|交響組曲「シェエラザード」Op.35
※コンサートマスター豊嶋泰嗣

《ソリストアンコール》 リスト:ラ・カンパネラ
《オーケストラアンコール》 チャイコフスキー:弦楽セレナーデより第2楽章「ワルツ」

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当財団が(公財)東京都歴史文化財団[東京文化会館]との共催で開催している《フレッシュ名曲コンサート》。
新進演奏家をソリストに迎え、在京オーケストラによる質の高い演奏を気軽にお楽しみいただけるよう、名曲をとりそろえたプログラムをお贈りしています。

今回の出演は指揮者・高関健氏率いる新日本フィルハーモニー交響楽団、ソリストに若きピアニスト・黒岩航紀氏という顔ぶれです。
リストの交響詩「前奏曲」による堂々たる幕開け。

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続いての曲は、同じくリストのピアノ協奏曲第1番。
「ピアノの魔術師」リストの面目躍如たる超絶技巧と様々な表現がちりばめられた、ピアノの魅力が存分に味わえる作品です。

この作品に挑んだ黒岩航紀さんは、東京藝術大学音楽学部ピアノ科を首席で卒業後、この春同大学大学院音楽研究科修士課程を卒業する、若きピアニスト。第11回東京音楽コンクールピアノ部門第1位及び聴衆賞、第84回日本音楽コンクールピアノ部門第1位という、日本の権威あるコンクールを制覇したことからもその実力は折り紙つきです。

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堂々と弾き切った黒岩さんには客席から大きな拍手が贈られ、鳴り止まない拍手に応えてのソリスト・アンコールではリストのラ・カンパネラを演奏。

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後半の「シェエラザード」はリムスキー=コルサコフの代表曲であり、世界中で愛されている管弦楽作品の名曲のひとつです。
高関氏のタクトに導かれた新日本フィルの多彩な音色が、シェエラザードが語る物語を生き生きと描き出します。

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アンコールは、同じくロシアの作曲家チャイコフスキーの弦楽セレナーデから「ワルツ」。
早春のコンサートにふさわしく明るく軽やかなフィナーレとなりました。

 

担当:小比類巻