柿の木日記・
アウトリーチプログラム

職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。

2017年10月17日(火)

【子どものための演劇ワークショップ2017】大変遅くなりましたが。

2017年7月29日、「子どものための演劇ワークショップ2017」の発表会が行われました。
この演劇ワークショップは、めぐろパーシモンホールのワークショップの中で最も古くから実施し、継続している事業です。

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日時:2017年7月29日(土)14:30開演
場所:めぐろパーシモンホール 小ホール
出演:公募による中高生のワークショップ参加者17名
演出:吉田小夏(劇作家・演出家、青☆組主宰)
アシスタント:大西玲子、有吉宣人

【上演作品】
「ロミオとジュリエットたちの7月」

<プログラムに掲載した講師の言葉>
本日はご来場いただき、誠にありがとうございます。

今年の夏休みワークショップでは、シェイクスピアの『ロミオをジュリエット』のワンシーンを取り上げ、
2017年の7月を生きる私達と、古典との出会いをモチーフとしました。

世界中の戯曲の中でも最も有名な作品のひとつである『ロミオとジュリエット』。
敵同士の一族の少年と少女が恋に落ちるという、この悲恋の物語の主人公の二人は、戯曲の中では出演者
のみんなと同じ、中学生~高校生の年代として描かれています。
7月の4日間、短い間ではありましたが、出演者の皆さんは、今の自分というものと、シェイクスピアと、
ふたつの物語と真摯に見つめあってくれたと思います。

どうか最後まで、温かく見守っていただけましたら幸いです。

吉田 小夏

主催:公益財団法人 目黒区芸術文化振興財団
協力:有限会社アゴラ企画
協賛:公益財団法人 北野生涯教育振興会

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演劇ワークショップの特徴は、毎年継続して参加している方が多いため、同窓会のような雰囲気が自然と出来上がっているところです。
もちろん、初めて夏休みの演劇ワークショップに参加する方もすぐに打ち解け、こちらが驚くほど急激にお互いの距離を縮めていました。

さて、今年の演劇ワークショップでは、シェークスピアの代表作『ロミオとジュリエット』を題材に作品を作りました。
その間、ゲームを用いた自己紹介や、絵を見てそれを体で表現するなど、さまざまなことに取り組みました。
講師の吉田さんの指導のもと、セリフを必死で覚え、動きに集中し、より良い作品にするため自主練に取り組む姿に、担当も胸が熱くなりました。

そして迎えた本番。

上手くセリフを言うことが出来なくて、時に厳しく指導されたこともありました。
自分の不甲斐無さに落ち込んだ時もありました。けれども、皆で励まし合いながら迎えた本番は、大成功で幕を閉じました。

たった5日間という短い時間ではありましたが、参加してくださった方々の心の隅に少しでもこの時間が残ってくれたら幸いです。

事業課 濱