柿の木日記・
アウトリーチプログラム

職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。

2019年11月20日(水)

旧前田家本邸洋館サロンコンサート開催しました。

昨年10月にリニューアルオープンした、重要文化財(建造物)旧前田家本邸洋館において、ヴァイオリンとピアノのコンサートを開催しました

 

暖かな日差しが降り注ぐ午後のひととき、旧前田家本邸洋館にヴァイオリンとピアノの美しい音色が響きました。

***************
日時:2019年11月16日(土) 14:00開演
会場:旧前田家本邸洋館
出演:松田理奈(ヴァイオリン)、三又瑛子(ピアノ)
曲目:
フランク|ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ペルト|フラトレス
フィンジ|エレジー
クライスラー|前奏曲とアレグロ

アンコール
モンティ|チャルダッシュ

主催:目黒区、公益財団法人目黒区芸術文化振興財団

1曲目はフランクの「ヴァイオリン・ソナタ イ長調」です。
フランクの生涯の中で残した唯一のヴァイオリン・ソナタで、1886年、64歳の時に作られました。
このソナタは4楽章からなり、ヴァイオリンとピアノの音楽的内容が対等で、美しいハーモニーを奏でます。
これまで名だたる演奏家たちが数多く演奏してきました。
そして今回のコンサートでも、ヴァイオリンの松田さんとピアノの三又さんが見事な演奏を披露してくださいました。

ペルトの「フラトレス」は、一定のフレーズを繰り返すシンプルな音の響きが連なり、松田さんのヴァイオリンの音色が際立っていました。

クライスラーの「前奏曲とアレグロ」は、松田さんが小学生の時から弾いている曲とのことです。
「クライスラーのヴァイオリンへの愛を感じる」と仰っていました。

洋館で行うサロンコンサートは、ホールでのコンサートとはまた一味違う趣があり、ヴァイオリンとピアノの美しい音色と共に優しい時間に包まれていました。

事業課 濵