柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2020年8月26日(水)

子どものためのワークショップ2020【特別編】オンライン演劇ワークショップ「地球から遠く離れて」を開催しました

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年度は「子どものためのワークショップ」の開催を見送らざるをえない状況になりました。しかし毎年多くの中高生に参加いただいている演劇ワークショップを何とか開催できないか、と考え、今年度はめぐろパーシモンホール初の試みとなる「オンライン演劇ワークショップ」を開催することにしました。
講師陣が試行錯誤を重ねて緊張の中始まったワークショップが無事終了しましたので、その様子をお伝えします。

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日時:2020年8月8日(土)13:00~14:00(ログインテスト)
8月9日(日)、12日(水)、14日(金)13:00~16:00(ワークショップ)
配信会場:めぐろパーシモンホール
出演:公募による中高生のワークショップ参加者
講師:大池容子(うさぎストライプ主宰、劇作家、演出家、青年団演出部)
アシスタント、ファシリテーター:金澤昭、吉田雅人
主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
協力:有限会社アゴラ企画
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めぐろパーシモンホールにとっても、講師の大池さんにとっても初の試みになるオンラインによる演劇ワークショップ。開催前の準備、テストを入念に行い、ログインテストの日を迎えました。
ログインテストは3日間のワークショップを滞りなく進行するための大事なもの。参加者が問題なくログインできるか、講師はもちろん参加者同士の声や姿が確認できるか、チャットがうまく入力できるか、など。アシスタントで今回のワークショップのファシリテーターでもある金澤さんと吉田さんのお二人が、参加者に声を掛けながらワークショップでの約束事や操作方法を説明していきました。

いよいよワークショップ1日目。まずはオンライン上で自己紹介。参加者のひととなりが少しずつわかってきます。続いてチャット機能を使っての自己紹介。文字が現れるのをじっと待っている時間もオンラインならでは。参加者の自己紹介に寄せられた吉田さんからのチャットによるコメントを読むのも楽しいひとときでした。
お互いのことを少し理解したところで、いよいよ本格的にワークショップの始まりです。あらかじめ参加者に送っておいたテキストを元に、進められていきました。自宅や学校にあるものを上手に使って演劇に取り入れる参加者たち。アイディアが光ります。

2日目も自己紹介から始まり、新たなテキストに取り組みました。1日目は参加者全員で取り組みましたが、2日目からはグループワークも行いました。オンライン上で参加者同士が話し合いをしながら練習。みなさんとても真剣な表情です。練習の成果を発表し、講師からのコメントにも熱心に耳を傾けていました。

3日目。あっという間に最終日です。オンライン会議システムの操作にもすっかり慣れ、トラブルが起きても慌てずに対処する参加者たち。グループワークもオンラインとは思えないほど活発に行われ、画面であることを最大限に生かしたアイディアには、講師も驚嘆するほどでした。
ワークショップの終盤には参加者から講師への質問コーナーが設けられました。次々繰り出される質問に、ひとつひとつ丁寧に答える講師陣。最後に「次はぜひオフラインで会いたいですね」という講師からの言葉に、参加者は大きくうなずいていました。

担当:比留間

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