柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2025年9月27日(土)

Gentle Forest Jazz Band 20th Anniversary Live レポート

満員の来場者から大喝采を浴びた「ジェントル・フォレスト・ジャズ・バンド」のライブの様子を、広報ボランティアさんにレポートしていただきました。

 

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2025.09.27 Sat.
めぐろパーシモンホール大ホール
出演:Gentle Forest Jazz Band / Gentle Forest Sisters
特別ゲスト:浜野謙太
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秋晴れの午後のひととき、20th Anniversary Yearのビック・バンドのパフォーマンスを堪能しようと、めぐろパーシモンホールへ。
会場には子供と一緒のファミリーも多く、性別問わず老いも若きもLiveを楽しみに来ている様子に、心密かに期待感が上がります。

定刻と同時に舞台客席ともに暗転。真っ暗になり、えっ?と思う瞬時、煌びやかな音が響き、舞台がライトアップ。一瞬で引き込まれる。

オープニング曲 『Like a Mainstream Band
軽やかな演奏の中、コンダクトするジェントル・久保田さんに驚いてしまいました。タクトを振りながら、舞台上をダンサーの如く、軽やかに上手下手へと移動し、ミュージシャンよりも客席を向いて、タクトを振ってらっしゃる時が多いような…

「ようこそお越し下さいました」と司会進行をし、ソロパートの為にマイクセッティングを行う。
舞台・客席をコントロールすることで魅せることへ昇華させる、洗練されたパフォーマンスに度肝を抜かれました。

『パパフリフリ』
「皆様もご一緒に」と曲に合わせて、手を叩き振る振付をレクチャーして下さり、瞬く間に観客がひとつになりました。

『シルクロー“D“ジャングル』
赤い照明の中、アラブ風の白いターバンを付けたトランペットのソロが際立った曲でした。

Gentle Sisters Boogie
3人の女性ボーカル・グループGentle Forest Sistersが登場。華やかなステージに。

In The Mood
ジャズ・スタンダード、ビック・バンドの代表的な楽曲に嬉しくなりました。アレンジが効いた演奏にノリノリで楽しめました。

『おとこって おとこって』
3人の女性ボーカル・グループGentle Forest Sistersの声がとってもカワイイ。
「フランス料理のメニューが読めても 私のハートのオーダー 気づいてもくれないのね」のフレーズに、はまってしまいました。軽やかなクラリネット・ソロが雰囲気を創り出していて、ミュージカルのワンシーンのようでした。

Blues in The Bathtub
Gentle Forest Sistersの声とピアノ・ギタ―・ウッドベース・ドラムスがゆったりと漂う中、テナーサックス・ソロの重低音が混ざり合う粋な曲でした。

GoodyGoody
久しぶりに生演奏でこの曲を聞くことができました。Gentle Forest Sistersのキュートなスキャットにぴったりな楽曲でした。

Juicy Lips
ピアノ・ソロに聞き入っていると、ピアニストの口笛ソロ?が始まり…???
ピアノを弾きながらの口笛には、遊び心と確かな技を感じました。
(曲名からR&Bの曲を思い浮かべてしまい、ひとり戸惑っておりました)

『上を向いて歩こう』
ST SET最後の曲。疾走感のあるアレンジに、各ソロパートが惜しげもなく組み込まれており、ゴージャスな曲になっており、ウキウキしました。

休憩中、大ホールのホワイエでは、飲み物(アルコール含む)が販売されていていました。
「楽しいね。いい音だしてる」
16:00開演だから、子供も一緒に来られて良かった」などの会話が聞こえてきました。

2ST SETのスタートは 『月見るドール』
衣装チェンジしたGentle Forest Sistersのキュートな声からスタート。
歌詞の「~~~おもちゃ箱 積み木の角がおしりに刺さって やってられないわ」のリズムが癖になりそうです。トランペット・ソロ最高。

Mr. Low Blow
ビック・バンドを支える低音楽器のコラボレーション。各楽器のソロが秀逸でした。「Hey Mr. Low Blow」と手拍子で観客も一緒に盛り上げました。

Stone with Wind』 『Sophisticated Lady』 『Si tu vois ma mère』
しっとりと落ち着いた楽曲。ジャズ・スタンダードの名曲はアレンジにより、独自のスタイルになっていて、心地良かったです。

スペシャルゲストの浜野謙太さんが、ボーカリストとして登場。
白いタキシードにリーゼント。キメキメのスタイルです。
Exactly Like You』 『きみのことなんて』 『ゾンビブギウギ』
三曲を軽やかなステップを披露しながら、歌って下さいました。
想像していたよりも、甘い声です!素敵でした!
ジェントル・久保田さんとのトークで、Gentle Forest Jazz Bandの初期ボーカリストとして活躍していた事、今までにないビック・バンドをやろうよと結成した等々の話を伺い、お互いにリスペクトされている姿が素敵だなぁと思いました。
(ゾンビブギウギの歌詞にある「ムラサキのハンカチ」。ホワイエで販売されていたのに、手に入れ損ねました。残念。)

Take The “A” Train』
ジャズのスタンダード・ナンバー、これぞビック・バンド! アルトサックスとテナーサックスのジャムセッションにドラム・ソロ。生命感のあるアレンジで聴きどころ満載!ワクワクしました。

『いつでもよんでよ』
なんて素敵なタイトル。この曲で終わるのかぁと残念に思いながらも、いつでもよんでよと言って下さっているようで。また聴きに行こう。

アンコール曲は『undecided』
浜野謙太さんとGentle Forest Sistersのスキャットとビック・バンドならではのゴージャスなサウンド。素晴らしかったです。

Gentle Forest Jazz Band 20th Anniversary Liveこの特別な時に、一観客として集えた事は、贅沢でとても幸せな時間でした。
結成されて20年。ジェントル・久保田さんが「当初、5年でやめようと思っていました。社会人ビック・バンドだったのですが、僕だけがひたすらにやっていて、いつの間にか皆いなくなっていて。でも一人でやっていたら、プロのミュージシャン達が入ってくれたので、『好きなようにやってもらおう。自由なバンドでありたい』と思ってやり続けてきました。いつの間にか21人のビック・バンドになり、20周年のワンマン・ライブができるまでになりました」と話されていました。素晴らしい!

ビック・ジャズ・バンドの醍醐味を進化させて、聴かせて、魅せていただき、もれなく楽しませていただきました。ゴージャスで最高でした!

report:広報ボランティア 澤村由紀
photo:廣田達也

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