柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2025年11月17日(月)
【アウトリーチプログラム】目黒区立烏森小学校

目黒区立烏森小学校 5,6年生140名
日時:2025年11月17日(月)13:25~14:25
出演:田中敏雄・尹千浩(トランペット)、久永重明(ホルン)、桒田晃(トロンボーン)、次田心平(チューバ)
♪プログラム
ロッシーニ:ウィリアム・テル序曲
フォスター:草競馬
ロジャース:『サウンド・オブ・ミュージック』より
*サウンド・オブ・ミュージック
*エーデルワイス
*ドレミの歌
~楽器体験コーナー~
バッハ:目覚めよと呼ぶ声あり
ディズニーメドレー
美女と野獣
宮崎駿メドレー
アンコール ザッツ・ア・プレンティ
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主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
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今回は、烏森小学校5、6年生に向けて金管五重奏のアウトリーチを実施しました。
生徒の皆さんの大きな拍手に迎えられ、アウトリーチプログラムがスタートします。
最初の曲は〈ウィリアム・テル序曲〉。誰もが一度は耳にしたことがある華やかな曲です。軽快なリズムとコロコロと移り変わる音色に生徒の皆さんも興味津々の様子。
つづく〈草競馬〉は華やかなファンファーレから始まり、黄昏れたり、馬の鳴き声が入ったり⁉
楽器の特徴であるピストン(音高を変える空気の通り道)を半分程度にすることで、動物の鳴き声を再現できるそうです。
続いては映画【サウンド・オブ・ミュージック】より〈サウンド・オブ・ミュージック〉、〈エーデルワイス〉、〈ドレミの歌〉を聴いていただきました。
映画自体をを知っている生徒さんも多く、聴き馴染みのある〈ドレミの歌〉では、音楽に合わせて自然と身体が揺れている子も多く見受けられました。

楽器の鳴らし方についても説明をしていただきました。
「バズィング」と呼ばれる唇を振動させて音を出す金管楽器の特徴的な奏法を教えていただきました。
楽器体験コーナー♪
それまで真剣に演奏を聞いていた子どもたちが一転、「やりたい人」の問いかけに沢山の手が挙がりました!
今回は、ジャンケンをし、見事勝った生徒さんが体験。
出演者の皆さんに丁寧に教えていただき、皆さん無事に音を鳴らすことが出来ました。




各楽器の特徴についても教えていただきました。
管がグルグルと巻かれているのが特徴的なホルンですが、まっすぐにすると4~5メートル程の長さになることを知り、生徒の皆さんも驚きの様子。
トランペットとチューバの大きさや重さの違い、出る音の違いも間近で見ていただきました。


バッハの「目覚めよと呼ぶ声あり」では前半に聴いた曲の軽快なリズムなどとは異なり、温かく伸びやかな音楽が体育館いっぱいに広がりました。
続く「ディズニーメドレー」、「宮崎駿メドレー」では各楽器の特徴的な音色を様々なリズムで聴かせていただきました。
メドレー形式の中で知っている曲が出てきて、ノリノリで演奏を聴いている様子がとても可愛らしかったです。
生徒の皆さんの大きな拍手により、アンコールの「ザッツ・ア・プレンティ」の演奏で楽しかったアウトリーチプログラムも終わりを迎えます。
プロの演奏家に教えてもらい、実際に楽器に触れて、演奏をする経験はアウトリーチプログラムならではの体験だと思います。
今回のアウトリーチプログラムをとおして音楽へ興味を持ち、音楽室の楽器に触れてくれていたら大変嬉しく思います。
事業課 香村