柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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情報を発信しています。

2017年12月14日(木)

【アウトリーチプログラム】目黒区立上目黒小学校

目黒区立上目黒小学校
日時:2017年12月12日(火)13:10~14:10
出演:鵜木絵里(ソプラノ)/小林大祐(バリトン)/古川かりん(ピアノ)
【プログラム】
ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ
伝承曲:アメイジング・グレイス
林望 作詞/伊藤康英 作曲:あんこまパン(カット版)
モーツァルト:アレルヤ
ショパン:革命のエチュード
グルーバー:きよしこの夜
ロッシーニ:オペラ「セヴィリアの理髪師」より“私は町のなんでも屋”
プッチーニ:オペラ「ラ・ボエーム」より“ムゼッタのワルツ”
モーツァルト:オペラ「魔笛」より“パパパの二重唱”
≪質問コーナー≫
≪みんなで一緒に≫
山上路夫 作詞/村井邦彦 作編曲:翼をください
主催:公益財団法人 目黒区芸術文化振興財団
後援:目黒区教育委員会
企画・協力:NPO法人 日本声楽家協会
助成:平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
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今期一番の寒波が到来している中、上目黒小学校に声楽のアウトリーチに出かけてきました。5、6年生のみなさんが静かに座って待っている中、とても明るく楽しい雰囲気でコンサートが始まりました。
まずは小林さんによる「オー・ソレ・ミオ」。音楽室を震わせるような大きく豊かな声に子どもたちはびっくり。続いて鵜木さんの説明する英語の歌詞の意味を想像しながら「アメイジング・グレイス」に耳を傾けます。
そして再び小林さんによる「あんこまパン」。さて、あんこまパンとは何だろう?と思われる方も多いのでは?この曲の詞は「リンボー先生」の愛称で知られる作家の林望さんによるものです。あんことマヨネーズを挟んだサンドウィッチのレシピが、そのまま歌詞になっています。物語を語っているかのような小林さんの楽しい歌が、子どもたちの心を捉えて離しませんでした。
興奮する子どもたちに、次の「アレルヤ」について「アレルヤという歌詞が何回出てくるでしょう?」と問いかけ、一気に子どもたちのアンテナを「アレルヤ」へと向かわせた鵜木さん。美しい歌声が転がるように響き渡ります。
次は古川さんによるピアノ独奏です。革命の激しさが伝わってきます。
「きよしこの夜」、オペラ「セヴィリアの理髪師」より“私は町のなんでも屋”に続いて演奏された、オペラ「ラ・ボエーム」の中の“ムゼッタのワルツ”。子どもたちにはちょっと刺激的な歌詞の内容ですが、鵜木さんがしっかりとわかりやすく説明してくださいました。
プログラムの最後はオペラ「魔笛」より“パパパの二重唱”。演技を交えてのかわいらしい演奏でした。「質問コーナー」では、「どうしてそんなに大きな声が出るのですか?」「どのくらいの時間練習するのですか?」などたくさんの手が上がりました。
最後に「翼をください」を出演者と共に全員で合唱。とても豊かなハーモニーが奏でられました。
事業課 比留間