柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2021年4月10日(土)

【アウトリーチプログラム】目黒区立第八中学校

目黒区立 第八中学校 2年生102人
日時:2021年3月10日(水) 13:30~14:20
出演:鵜木絵里(ソプラノ)、布施雅也(テノール)、松本康子(ピアノ)

【プログラム】
武島羽衣/瀧廉太郎:花
ヴェルディ:オペラ《リゴレット》より 女心の歌
土井晩翠/瀧廉太郎:荒城の月
加藤省吾/海沼実:みかんの花咲く丘
ショパン:幻想即興曲
伝承歌:アメイジング・グレイス
ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ
ヴェルディ:オペラ《リゴレット》より 乾杯の歌
サルトーリ:Time to Say Goodbye
一問一答コーナー

主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
後援:目黒区教育委員会
企画・協力:NPO法人日本声楽家協会
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今年度3校目の声楽のアウトリーチプログラム。まずは恒例になりつつあるメジャーを使っての声楽家と生徒たちの間の距離測定。今回はピアノが体育館の舞台上にあるため、舞台の端から測りました。その後、演奏家同士が近づかないよう一定の距離を保ちながらリハーサルを行いました。

コンサートの幕開けは瀧廉太郎の《花》。鵜木さん、布施さんの美しい二重唱で春の訪れが待ち遠しくなりました。続くお二人それぞれの独唱は、体育館の広い空間を美しい歌声で満たします。特に鵜木さんによる《みかんの花咲く丘》は、海、そこに浮かぶ船、そして丘のみかん畑に花が咲いている情景が目の前に広がっていくような感覚を覚えました。

歌と共にあるときは情景を語るような松本さんのピアノが、独奏では一転激情ほとばしるような音色を奏で、生徒たちの集中力をいっそう高めてくれるようでした。

再び鵜木さん、布施さんのソロを聴かせていただいた後は、二重唱です。軽快な《乾杯の歌》によって気分が高揚したところで歌われた《Time to Say Goodbye》は、「恍惚」という言葉はこういう時に使うのだろうな、と思わせてくれるような甘美な心地にさせてくれました。

 

全てのプログラムが終わったところで、一問一答コーナーです。
コンサート中はとても静かに演奏を聴いていた生徒たちから次々と手があがりました。特に男の子たちからの質問が多く、「高い声を出すにはどうしたらいいか?」という質問が出た時には、布施さんから「人気バンドのヴォーカルみたいな声かな?」という受け答えがあり、とても盛り上がりました。

100人を超える生徒たちに距離をとりながら座ってもらうため、後ろの方の生徒たちにとっては、かなり遠くで演奏が行われているような印象になってしまったかもしれません。近くで演奏を聴いてもらいたいという願いは、残念ながら今は難しい状況です。
しかし「今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、ほとんど合唱ができなかったので、生徒たちにとってとても良い機会になった」と、校長先生におっしゃっていただいたことで、出演者ともども幸せな気持ちでアウトリーチプログラムを終えることができました。

事業課 比留間

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