柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2022年11月16日(水)

【アウトリーチプログラム】目黒区立第八中学校

目黒区立 第八中学校 2年生89人
日時:2022年11月16日(木) 13:30~14:30
出演:藤井冴(ソプラノ)、小林大祐(バリトン)、大野真由子(ピアノ)

【プログラム】
武島羽衣/瀧廉太郎:花
土井晩翠/瀧廉太郎:荒城の月
北原白秋/山田耕筰:この道
三木露風/山田耕筰:赤とんぼ
W.A.モーツァルト:歌劇《偽の女庭師》より イタリアの流儀でいえば
プッチーニ:歌劇《ジャンニ・スキッキ》より 私のお父さん
野呂昶/伊藤康英:そこにあなたがいてくださることは
W.A.モーツァルト:歌劇《魔笛》より パパパの二重唱
ドビュッシー:月の光
小黒恵子/平井康三郎:うぬぼれ鏡
林望/伊藤康英:あんこまパン
グノー:歌劇《ロミオとジュリエット》より 私は夢に生きたい
ビゼー:歌劇《カルメン》より 闘牛士の歌
オッフェンバック:喜歌劇《天国と地獄》より ハエの二重唱
一問一答コーナー

主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
後援:目黒区教育委員会
企画・協力:NPO法人日本声楽家協会
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さわやかな風が心地よい秋の日に、第八中学校に声楽のアウトリーチプログラムに行ってきました。今回は1時間のプログラムということで、盛りだくさんな内容でお届けしました。

コンサートの幕開けは日本歌曲を4曲。瀧廉太郎の《花》《荒城の月》、山田耕筰の《この道》《赤とんぼ》。どの歌も言葉と曲が一体となっていて、美しい情景がうかんでくるような演奏でした。

日本歌曲に続いて、イタリア語のオペラ・アリアを1曲ずつ。藤井さんも小林さんも歌詞の意味がわかるように、曲の説明に続いて、歌ってくださいました。

アウトリーチプログラムでは初披露となる、小林さんによる《そこにあなたがいてくださることは》に続いて、小学校音楽の教科書にも登場するW.A.モーツァルトの〈パパパの二重唱〉。いつ聴いても笑顔になってしまう歌です。

ピアニストによる独奏曲も演奏されました。大野さんの「器楽曲には言葉が無い分、自由に想像を膨らませながら聴くことができる」という話を聞いた生徒たちは、頭に情景を思い描きながら聴いたと思います。

藤井さんによるチャーミングな《うぬぼれ鏡》、小林さんによる《あんこまパン》の演奏の後は、オペラ・アリアが続きました。
そしてコンサートの締めくくりは、〈ハエの二重唱〉。「かわいいハエさん!」という歌詞は、聴くたびに「え?」と目を見開いてしまいます。

コンサート後のQ&Aコーナーでは次々に手が上がり、真剣に耳を傾けてコンサートを聴いてもらえたことがよくわかりました。
今回もとても幸せな気持ちでアウトリーチプログラムを終了することができました。

事業課 比留間

 

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