柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2024年1月29日(月)

【アウトリーチプログラム】目黒区立向原小学校

目黒区立 向原小学校 5年生49人
日時:2024年1月15日(月) 13:55~14:55
出演:藤井冴(ソプラノ)、小林大祐(バリトン)、大野真由子(ピアノ)

【プログラム】
武島羽衣/瀧廉太郎:花
文部省唱歌:冬景色~雪
北原白秋/山田耕筰:この道
野呂昹/伊藤康英:そこにあなたがいてくださることは
W.A.モーツァルト:オペラ《魔笛》より パパパの二重唱
小黒恵子/平井康三郎:うぬぼれ鏡
林望/伊藤康英:あんこまぱん
リスト:愛の夢 第3番
ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ
プッチーニ:オペラ《ジャンニ・スキッキ》より 私のお父さん
オッフェンバック:喜歌劇《天国と地獄》より ハエの二重唱
【合唱指導】
石原一輝/桜田道子:星の大地に
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主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
独立行政法人日本芸術文化振興会
後援:目黒区教育委員会
企画・協力:NPO法人日本声楽家協会
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声楽のアウトリーチのため、向原小学校に出かけてきました。今回は4年ぶりに音楽室で開催し、子どもたちには演奏家の間近で演奏を聴いてもらうことができました。

まずは日本の歌からスタートです。とても寒い日でしたが、藤井さん、小林さんの歌声が、温かい春の訪れを呼びよせてくれるようでした。

モーツァルトのオペラ《魔笛》の〈パパパの二重唱〉では、小林さんが突如「おいら、パパゲーノってんだ」と語り始めます。子どもたちは「???」。「オペラは観客も物語の世界に入り込み、演奏者と一緒に作っていくもの」という説明を受けた子どもたちは、一気にパパゲーノとパパゲーナを見守ってオペラの世界を作り上げる、出演者になっていました。

再び演奏された日本歌曲《うぬぼれ鏡》と《あんこまぱん》は、物語がそのまま音楽になったような歌。子どもたちは〈パパパの二重唱〉に続き、オペラの世界の住人のようでした。

大野さんのピアノソロは、《愛の夢》というタイトルの美しい曲です。ピアノの音に言葉はありませんが、子どもたち一人一人の頭には物語が映し出されていたのではないかと思います。

 

藤井さん、小林さんそれぞれの独唱に続き、オッフェンバックのオペレッタ《天国と地獄》の中から〈ハエの二重唱〉です。子どもたちは《天国と地獄》という名前を聞いて、すぐに運動会の音楽を思い浮かべたようです。〈ハエの二重唱〉では、ハエに扮した小林さんを捕まえようとする藤井さんがとても愛らしい姿を見せてくれました。

プログラムの最後は、合唱指導のコーナーです。子どもたちの合唱を聴いた藤井さん、小林さん、大野さんからアドヴァイスをいただいた後で再度聴かせてくれた子どもたちの歌声は、とても伸びやかに変化していました。

【子どもたちの感想】
・初めから最後まで変わらない響く声で歌ったり話したりしているのがすごいと思いました。
・「緊張しますか?」という質問に「緊張はするけど、それが大切」ということを聞き、肩の荷がとれたような気がしました。
・みなさんのアドバイスのおかげで合唱が前よりも上手になりました。

事業課 比留間