柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2015年9月13日(日)

総合庁舎でロビーコンサートを開催しました

2015年9月13日(日)13:30開場/14:00開演
目黒区総合庁舎3階エントランスホール
出演: 鈴木広志、東涼太、上運天淳市

【プログラム】
鈴木広志 | Le
J.ダウランド | come again
プーランク | ワルツ
J.S.バッハ/編曲:東涼太 | ガヴォット BWV1006
上運天淳市 | tukutaka
上運天淳市 | 木馬のシャンデリア
鈴木広志 | 建築組曲 I. 屋根の雨音 II. ガラスブロックの曲壁面 III. うねりの手すり

アンコール
モギレフスキー | corriend la liebre
ラモー | ミュゼット

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目黒区美術館の展覧会「村野藤吾の建築―模型が語る豊饒な世界」の最終日、クロージングイベントとして庁舎のエントランスホールでのコンサートを開催しました。

8月7日に夜の美術館で開催したミュージアムコンサートはチケットが早々に完売となり、三人のサックス奏者が本展覧会のためにつくりあげたプログラムと演奏は大好評。
今回、同じメンバーによる演奏を村野藤吾が手掛けた建築を実際に見ながら楽しんでいただこうと、展覧会の最終日にコンサートを開催することとなりました。

午後の光が差し込むエントランスホールでリハーサル。
残響がぶつかり合うこともなく、程よく心地よく音が響きます。

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開演。三方から音が聴こえる演出。音に囲まれます。

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左から鈴木広志さん、東涼太さん、上運天淳市さん。

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目黒区美術館では2004年から、4月~5月ごろに建築の専門家のガイドによる目黒区総合庁舎建築ガイドツアーを行っています。
このツアーでいつもガイドをしていただいている建築家の方々が聴きに来てくださったのを発見した担当者、ガイドツアーをはじめ美術館の建築関係のイベントなどにも関わっていただいている建築家の若原一貴さんに突撃依頼。急なお願いにもかかわらず快くお引き受けいただき、MCの時に村野藤吾、総合庁舎について少しお話していただきました。

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出演者とも会話をしながら。

もともとは千代田生命の本社ビルとして建てられたこの建物。
コンサート会場となったこの空間は、千代田生命本社時代はVIP専用のエントランスだったそうです。

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ルネサンスやバロックの曲から、村野藤吾の建築や装飾から着想を得て出演者が書き下ろした作品まで、この偉大な建築家の“芳醇な世界”を表すような多彩なプログラム。

村野藤吾の創り出した空間が、現代のサックス奏者たちが方でる音を美しく響かせていました。

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目黒区のホームページにもこのコンサートの様子を掲載していただいています。
https://www.city.meguro.tokyo.jp/area/kyo_konogoro/20150913.html

 

担当:小比類巻