柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2022年10月15日(土)
めぐろパーシモンホール開館20周年記念イベント~音楽のタネ、めぶくとき~「バックステージツアー」◎小ホール出発回
広報ボランティアレポート
めぐろパーシモンホールでは、ホールの活動をより多くの方々に知ってもらうための広報にご協力いただく「広報ボランティア」制度を導入しています。
今回、9/3~4に開催された「めぐろパーシモンホール開館20周年記念イベント~音楽のタネ、めぶくとき~」についてのレポートを広報ボランティアの方々に書いていただきました!
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日時:2022年9月4日(日)16:30~17:30
会場:めぐろパーシモンホール
定員:15名
主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
助成:芸術文化振興基金助成事業
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
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バックステージツアーがいよいよ開始。
20名弱の参加者。プレゼンターの方が注意事項を説明。
小ホールの見学からスタート。平土間と舞台に分かれている作りになっているが、舞台以外に憩える場になることを想定したとか。大きさは20メートル×10メートルで、大ホールの舞台と同程度の大きさ。奥にはトラックが入ってこられ、運搬しやすい構造になっている。11トンのトラックが入れると聞いて「へー」ととても興味津々。
次に、大ホールに向かう。
音響の部屋に。ボタンがたくさんある機材に「すごーい」の声。マイクテストでは「あ、あ」「ヤッホー」と言ってみたり、声も変えてみたり、ボタンもいろいろ押してみる。音を大きくしてみたらすごいボリュームになり、少しビックリ。
その後は照明の部屋に。こちらもたくさんボタンがあり、いろいろボタンを押しながら、照明の強さ、スピードを変えてみる。かなり早いスピードでちかちかする照明に「気持ちいい」の声。DJみたい、クラブみたい、だねとも。
大ホールに入り、座席に着席。反響板の説明を受ける。天井からの吊り下げ式は当時日本で初だそう。舞台のシャンデリアは8つあり、音の拡散に役立つ。雲のように見えるが、8つあり、地名の「八雲」にかけたとか。
舞台袖に移動。板目が横になっているが、ものの出し入れ、運搬がしやすいように設計。搬入搬出が一番大変な作業だとか。大ホールでは荷捌きが行われていて、ちょうど3トン車が搬入中、こちらも11トン車が入れる。舞台裏に行くと「広ーい」の声。
ピアノの保管をする場所は空調、除湿をしっかり行うそう。大道具備品庫も見てみる。バレエシート、日本舞踊用の金屏風も保管。日本国旗もある。かなり大きいが、舞台で映えるように大きく作ってある。
次は、荷物運搬用の大きなエレベーターに乗ってみる。入った途端、「広ーい」「すごーい」の声。15メートルくらいを60秒くらいで上がる。指を折りながら心で数える。60秒後、大きな音で扉がゆっくり開く。思ったよりも大きな音に少しビックリ。
次はスポットライトなどを調整する部屋にヘルメットをかぶり、階段をのぼっていく。なかなか大変。足元が見える場所もあり、「怖い」「落ちてしまいそう」という声がもれる。部屋に到着して下を見ると「高い~」の声。ピンスポットを操作させてもらう。舞台で片づけをしている人にピンスポットを当てると、手を振ってくれた。「手振ってくれている!!」
ちかちかさせたり、スポットライトが当たる個所を大きくしたり、小さくしたりして楽しむ。ただ、部屋はなかなか暑く、「暑いなー」の声。
余韻に浸りながら、来た道を下って戻る。「公演のたびに毎日こうやってのぼりおりするのは大変だなー」の声。
下の階におりて、解散となりました。
一つの舞台が多くの人に支えられている、参加者の方はそう感じたのではないかと思います。私も今回初めて見せてもらった部屋も多く、改めて、多くの人が関わって一つのものを作り上げている、すごいことだなーと実感したのでした。
文:広報ボランティア 細谷
写真:広報ボランティア 澤村、ホール職員