柿の木日記・
アウトリーチプログラム

職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。

2018年10月15日(月)

【アウトリーチプログラム】目黒区立駒場小学校

目黒区立駒場小学校 6年生 63人
日時:2018年10月15日(月) 13:50~14:50
出演:小林武文(ドラム)、チェ ジェチョル(杖鼓/チャング)、大野慎矢(ガイダ/バグパイプ)、磯部舞子(ヴァイオリン)、上原なな江(マリンバ)

【プログラム】
king kong  <Frank Zappa>
Pajdushko Horo    <大野慎矢>
あなたとわたしと   <済州民謡>
Svornato Horo       <ブルガリア伝統曲>
蚊の涙         <磯部舞子>
アリシグナ~あの山越えて  <韓国民謡、チェ ジェチョル編曲>
祝福の歌       <磯部舞子>

主催:公益財団法人 目黒区芸術文化振興財団
後援:目黒区教育委員会

*****************

 

ワールドミュージックのアウトリーチプログラムを駒場小学校で実施してきました。
今回、ご出演いただいたのは「ナナ・チョベチルコ楽団」の皆さんです!

ヴァイオリン、ガイダ、チャング、マリンバ、ドラムといった
異なる国・時代で生まれた楽器達が集まってお贈りするプログラムでは、民俗音楽からオリジナル音楽までと、幅広いジャンルで聴かせてくれました!

1曲目は「King Kong」
楽器達が奏でる音楽の迫力、息のぴったりと合った演奏に思わず体も動き出します。

演奏風景

今日初めて見る楽器もあるという事で、それぞれの楽器紹介から。
イラスト付きの年表や世界地図を使いながら、どの時代のどこの国で出来たのかわかりやすく説明してくれます。

説明をしている様子

ブルガリアのバグパイプであるガイダ。
バグパイプはメソポタミア文明の時代に出来た楽器で、ヨーロッパ全土で流行りました。

英語でバッグ(袋)・パイプ(笛)ですが、
このバッグの部分は羊やヤギの革を裏返して使っており、ガイダを広げてみると動物の形が見て取れます!
この袋の部分に息をためて、空気をパイプから押し出すように音を出します。
ちょっと変わった奏法に驚きです!

ガイダの説明

続いて、韓国の打楽器チャングです。
この楽器は鼓の仲間で、バチは竹の根っこで出来ています。
農楽などで使われてきた伝統的な楽器ですが、ジェチョルさんの素早いバチさばきに大注目でした。

チャングの説明

質問コーナーでは様々質問が飛び交いました。
「その楽器をはじめようとしたきっかけは?」という率直な質問では、
「ブルガリアの曲を初めて聴いて衝撃を受け、それからブルガリアに行って学びました!」とガイダの大野さんが答えてくれました。

最後はアンコールにお答えして反響の大きかった
ヴァイオリンの磯部さん作曲「蚊の涙」をもう1回お届け。
この楽曲では蚊をたたくというパフォーマンスがあるのですが、それを皆にも一緒にやってもらいました。

オーケストラで見るような楽器と民族楽器達が合わさり、音楽の幅広さや歴史を学べる時間となりました。
終演後にもアーティストに直接質問をしに来てくれた生徒さんがいるなど、
普段見ることの少ない楽器や音楽に興味をいただいてくれたようです。

生徒さんからいただいたお礼の手紙には
「演奏している方が皆楽しそうで、私も楽しい気持ちになりました。」という感想も。
アーティストと一緒に音楽を純粋に楽しむ時間となったこと私もうれしく思います!

事業課 井上

この情報を家族や友達とシェアしよう!

https://www.persimmon.or.jp/blog/outreach/2018101513481035008.html