柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2022年2月24日(木)

【アウトリーチプログラム】目黒区立碑小学校

目黒区立 碑小学校 6年生130人
日時:2022年2月24日(木) 13:25~14:25
出演:湯浅桃子(ソプラノ)、原田勇雅(バリトン)、谷合千文(ピアノ)

【プログラム】
武島羽衣/瀧廉太郎:花
鳥居忱/瀧廉太郎:箱根八里
北原白秋/山田耕筰:からたちの花
シューベルト:魔王
バッハ=グノー:アヴェ・マリア
ショパン:子犬のワルツ
プッチーニ:歌劇《ジャンニ・スキッキ》より 私のお父さん
ビゼー:歌劇《カルメン》より 闘牛士の歌
W.A.モーツァルト:歌劇《魔笛》より パパパの二重唱
レハール:喜歌劇《メリー・ウィドウ》より メリー・ウィドウ・ワルツ
一問一答コーナー

主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
後援:目黒区教育委員会
企画・協力:NPO法人日本声楽家協会
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寒さ厳しい中、碑小学校に声楽のアウトリーチにうかがいました。
学校からリクエストいただいていた瀧廉太郎の《花》や《箱根八里》、音楽の教科書にも載っている《パパパの二重唱》に加え、ドイツ語やイタリア語の歌も演奏されました。さすが次月に卒業を控えている6年生。落ち着いて演奏を聴いてくれたのはもちろん、とても楽しんで鑑賞してくれているように感じました。

今回のプログラムに、ゲーテの詩にシューベルトが曲をつけた《魔王》という歌曲があります。ドイツ語の歌詞、シューベルトによるメロディー、そしてピアノの音色が、相互にうごめくように胸に迫る曲です。「この曲をドイツ語のまま、且つ詩の情景を頭に浮かべながら聴いてほしい。」そんな思いから「まず湯浅さんがゲーテの詩を日本語で朗読し、その後原田さんがドイツ語で歌う」という構成で演奏してくださいました。集中して演奏を聴いていた子どもたちのりりしい表情は、出演者の意図を汲んでくれていることがよくわかるものでした。

子どもたちの感想

●知っている曲、知らない曲どちらもありましたが、一つ一つの音色がとてもきれいで、今まで聴いたことがありませんでした。また迫力がとてもあり圧倒されました。
●力強い声と高い鈴のような声、それぞれの良さがあって、とても素敵だな、と思いました。
●音楽の授業の時などで聞いたことのある曲があり、CDで聞く時とはまったくちがう生演奏にとても感動しました。
●《魔王》という曲は、言語が分からなくても声のトーンなどでどの役かが分かって、すごくびっくりした。
●私が一番印象に残った曲は《からたちの花》です。この曲を本で読んで知っていましたが、実際に聞いてみると、想像とは雰囲気が違い、切実さや迫力がありました。
●自分が知っている曲でも、歌っている人が違っただけで雰囲気がとてもちがうことに驚きました。

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