柿の木日記・
アウトリーチプログラム
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2026年2月17日(火)
【アウトリーチプログラム】目黒区立東山小学校

目黒区立 東山小学校 6年生147人
日時:2026年2月17日(火) 13:40~14:20
出演:鵜木絵里(ソプラノ)、原田勇雅(バリトン)、松本康子(ピアノ)
【プログラム】
吉村一昌/中田章:早春賦
加藤省吾/海沼實:みかんの花咲く丘
やなせたかし/木下牧子:さびしいカシの木
W.A.モーツァルト:アレルヤ
ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ
W.A.モーツァルト:トルコ行進曲
プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》より ムゼッタのワルツ
ビゼー:歌劇《カルメン》より 闘牛士の歌
サルトーリ:Time to say goodbye
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主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
後援:目黒区教育委員会
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
企画・協力:NPO法人日本声楽家協会
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東山小学校で声楽のアウトリーチプログラムを行いました。
声楽の場合、合唱指導を含めて60分くらいで実施することが多いのですが、今回は40分と短め。出演者のお話も短めにして、なるべく演奏を聴いていただくようにしました。
まずは日本歌曲を3曲。季節を先取りした《早春賦》は、子どもたちにとってあまりなじみがなかったようですが、中学校の教科書に載っているそうなので、6年生にとっては中学校課程の先取りになったかもしれません。《みかんの花咲く丘》は、ある年齢以上の大人にとっては手遊びの思い出のある歌ですが、子どもたちにとっては未知の世界だったようで、やはり知らない子どもが多かった気がします。3曲目の《さびしいカシの木》はアンパンマンの作者やなせたかしが作詞を担当しているとはいえ、タイトル通り少しさびしいメロディーであまり知られている歌とはいえません。でも終了後の感想文では、多くの子どもたちが「気に入った曲」として挙げてくれました。


ソプラノの鵜木絵里さんがアウトリーチプログラムでいつもプログラミングしてくださる《アレルヤ》。「神様バンザイ」という意味のアレルヤという歌詞だけで7分くらいの魅力あふれる曲を作ってしまうモーツァルトの才能に、毎回感服させられます。「アレルヤという歌詞が何回出てくるのか数えながら聴くのもいいですよ」という鵜木さんの言葉を受けて、真剣なまなざしで歌に聴き入る子どもたちの表情は、まさに輝いています。
原田さん独唱の《オ・ソレ・ミオ》に続いて、ピアノ独奏の《トルコ行進曲》。トルコの軍楽隊の雰囲気が感じられた演奏は、子どもたちの心もとらえたようです。


鵜木さんのキュートな《ムゼッタのワルツ》と、原田さんのかっこいい《闘牛士の歌》。どちらも演技付で歌ってくださり、オペラの世界も少し味わってもらうことができました。
プログラム最後は《Time to say goodbye》。ミラノ・コルティナ・オリンピックの開会式で《誰も寝てはならぬ》というオペラ・アリアを歌ったアンドレア・ボチェッリが、サラ・ブライトマン(ソプラノ)と共に歌って世界的に大ヒットした曲です。美しいハーモニーが体育館に響き渡りました。


コンサート終わりのQ&Aコーナーでは練習の仕方や、何を意識して歌っているかなど歌い方へのアドバイスを求めるものと共に「一番好きな歌は?」という質問が寄せられました。鵜木さんが一番好きな歌として挙げていた《もしも歌がなかったら》について、後日子どもたちが書いてくれ感想文に「気になる」という記述があったので、この場でご紹介します。
《もしも歌がなかったら》作詞:宮本益光(バリトン歌手)、作曲:加藤昌則
事業課 比留間
子どもたちの感想 より
・《アレルヤ》で声を転がすテクニックがとてもすごかった。
・歌う声と話す声が全く違っていてびっくりした。
・話している内容が楽しくて、楽しくコンサートを聴けた。気が付いたら5時間目が終わっていて「釘付けってこのことなんだ」と思った。
・声が大きいのにうるさくない、という不思議な体験をした。