柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。

2022年10月12日(水)

めぐろパーシモンホール開館20周年記念イベント~音楽のタネ、めぶくとき~「いろどりワンコインコンサート【声楽】」

広報ボランティアレポート
めぐろパーシモンホールでは、ホールの活動をより多くの方々に知ってもらうための広報にご協力いただく「広報ボランティア」制度を導入しています。
今回、9/3~4に開催された「めぐろパーシモンホール開館20周年記念イベント~音楽のタネ、めぶくとき~」についてのレポートを広報ボランティアの方々に書いていただきました!

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日付:2022年9月3日(土)
会場:めぐろパーシモンホール 小ホール
出演:鵜木絵里(ソプラノ)、小林大祐(バリトン)、大野真由子(ピアノ)
主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
助成:芸術文化振興基金助成事業
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
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めぐろパーシモンホール開館20周年記念イベントであると同時に、目黒区内の小中学校で開催されている「アウトリーチプログラム」の縮小版でもある、「いろどりワンコインコンサート『声楽』」を観てきました。プログラム説明には、誰もが持つ世界でたった一つの楽器「声」。その魅力をオペラなどで活躍中の歌手たちがお話を交えてお届け!とあります。コロナでなかなか実開催のコンサートに行けませんでしたので、とても楽しみに出かけました。

うらやましいです、目黒区内の小中学校生。こんなに素晴らしいコンサートが学校に来るなんて!本物の芸術が身近にあるなんて!私の小中学生の音楽の授業といえば、鬘を付けた作曲家の重々しい絵に囲まれて交響曲のレコードを聴かされてました。

会場のパーシモン小ホールは程よい距離感で、舞台上の方々のお顔がよく見えます。生き生きした表情や息遣いまで感じることもでき、臨場感があります。誰でも持っている楽器=声。と言われていることも納得で、個性が声に現われているのみならず、曲に合わせて声やトーンが変わり曲を通して発せられる歌い手の思いが伝わってきます。

歌ってくださったのは、鵜木絵里さん(ソプラノ)・小林大祐さん(バリトン)。ピアノ演奏は大野真由子さんでした。ソプラノとバリトンが交互に、時に優しく、時に力強く、時におちゃめにホールに響き渡りました。曲目は、夏の思い出から始まりオー・ソレ・ミオと誰もが口ずさんだことがあるような曲から、ロッシーニ・モーツアルトと徐々に本格的なオペラ曲へと進んでいき、プログラム構成にもお二方からのメッセージが込められていました。曲を通じて子供たちに伝えたい思いを丁寧に説明される姿もキュンです。

初めて聞く曲でしたが、小林さんが楽し気に歌った「あんこまパン」(子どもたちからのリクエストNo.1の曲だそうです)には驚かされました。私はまだ勇気が出ず試していないのですが、曲を聴いて試した方は感想を教えてください。また、大野さんが説明された、「ピアノ」と「声」の違いの一つ(ピアノは最初に鍵盤を叩いた音が段々と消えてしまうのに、声は段々と大きくすることも出来る)は、改めて目から鱗が落ちる思いでした。

演奏後、コロナ禍で観客からの声が出せない中、大きく<BRAVO>と書いた紙を掲げる方がいらして、舞台からも感動と感謝の言葉があるなど実開催でのコンサートの良さを実感しました。オンラインでは無理ですものね。

こんな素晴らしい45分間の至福の時が、某コーヒーチェーン店の飲み物よりお手頃価格だなんて!おまけにチケットを提示するとホール近所のお店でサービスや割引がうけられるなんて(パーシモンチケ得マップ)!私も終了後に飲み物のサービスを受けちゃいました。こんなにお得感満載のコンサートが特別イベント以外でもまた開催されることを願っています。大人にも音楽をより身近に感じられる機会を与えていただき感謝の気持ちいっぱいのまま家路につきました。

広報ボランティア 遠藤

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