柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2025年9月5日(金)

【アウトリーチプログラム】目黒区立東根小学校

目黒区立東根小学校 5年生 127名
日時:2025年9月4日(木)11:10~12:10
会場:体育館
出演:原田照久、東野匡訓(トランペット)、豊田実加(ホルン)、廣田純一(トロンボーン)、山﨑勇太(チューバ)

【プログラム】
ジョン・ウィリアムズ:スターウォーズのテーマ
久石譲:となりのトトロ~さんぽ~
ジョン・レノン、ポール・マッカートニー(ブランドン・ライデナワー編曲):イエスタデイ
クロード=ミシェル・シェーンベルク:「レ・ミゼラブル」より夢やぶれて
ヘンリー・フィルモア:ラッサス・トロンボーン
ファッツ・ウォーラー、ハリー・ブルックス:浮気はやめた
池田正俊 作詞/鳥居忠五郎 作曲(山﨑勇太編曲):目黒区立東根小学校校歌
山﨑勇太:かえるのうた変奏曲
アンコール:アンダー・ザ・シー

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主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
後援:目黒区教育委員会
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東根小学校の5年生を対象に体育館で金管五重奏のアウトリーチを実施してきました。
出演者の方々が演奏する楽器についてや、楽器に対する思いなどたくさんお話を聞かせてもらいました。

最初の二曲は誰もが知っている曲をアレンジバージョンで演奏。聞いたことのある曲でも演奏する楽器とアレンジ次第で印象ががらっと変わり、生徒さん達も驚いていました。

楽器によってマウスピースの大きさが違う!

唇の振動だけで音を変えられます!

一曲目の演奏が終わると、素敵な金管楽器の音色に目をキラキラさせた生徒さん達に、司会の山﨑さんが金管楽器についての授業をしてくれました。金管楽器はマウスピースという部品に唇を振動させて音を出すこと、ピストンを使って管の長さを変えることで音を高くしたり低くしたりできることを教えてもらいました。

トランペットは三つのピストンで音を変えて演奏するそうですが、ピストンを押さないまま滑らかに音色を変えるテクニックを披露していただき、思わず体育館にいた全員が「おぉっ!」と驚きの声を上げました。

手の角度、入れ方、難しそう…

小さなマウスピースでも大きな音出せます!

二つめ、ホルンはぐるぐるとまかれた管が特徴的ですが、これをまっすぐにしてみるとなんと全長4mになるのだそうです…!息の入れ方や速さ、音の出口「ベル」に入れる手の入れ方でも音色が変わってしまうことから「世界で一番難しい楽器」としてギネス記録に認定されています。音の出る方向が後ろということで聴く人に音を届けにくい楽器でもありますが、さすがの音量で私たちに素敵な音色を届けてくれました。

音階の目印が無いから難しい…

こ~~~んなに伸びます!

続いてトロンボーンです。この楽器は金管楽器の中でも珍しく、ピストンではなく自分の手で管の長さを変えて音の高さを調整するそうです。この楽器の難しいところはなんといっても音階の目印がないところ!その分滑らかに音を出すことができるため、まるで人の声のようだと仰るのにも納得です。

片手で持ち上げちゃいます!

大きい分息をたくさん使う!

最後にチューバ!!
その大きさから想像されるまま、どっしりとした重さがあります。「ベル」から出される音もまた重厚感があり、全身に響くような感覚がありました。チューバは「ベル」が上向きについており、天井から跳ね返って大きくて良い音が聴く人に届きます。

全ての演奏が終わったのも束の間、生徒さん達から素晴らしい演奏をしてくださった皆さんにアンコールの手拍子が…!
アンコールに演奏してくださったのは「アンダー・ザ・シー」
大人気曲のメロディーに今日一番の盛り上がりを見せ、拍手喝采の中幕を閉じました。

インターン 中島

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