柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2025年7月13日(日)

第23回「パーシモンほたる祭り」レポート1~大ホールホワイエ イベント、SL体験

「パーシモンほたる祭り」は、めぐろパーシモンホール開館以来続いている、目黒区西部地区のお祭りです。
広報ボランティアのみなさんに撮影とレポートをお願いした、今年23回目を迎えたパーシモンほたる祭りの様子を、3回にわたってお届けします。

都立大学駅から柿の木坂に向かって歩く。前にははしゃいだ声をあげた浴衣の小学生が。今日はパーシモンほたる祭りで、このあたりからもう夏祭りの雰囲気たっぷりだ。

ホール前の広場では模擬店や体験コーナーに子連れのファミリーが溢れている。それにしてもこんなに人がいるのを見るのは初めてかも。大した人気だ。皆さんのお目当てはてっきりホタル観賞だと思っていたが、どうもそれだけではないらしい。

 

外は30度を超える暑さ、まずは涼を求めて、ホワイエに入ってみると、ここでもイベントが開かれている。茶道教室ではお点前(有料)をいただけるのだが、先生に助けてもらいながら自分で点てることもできるらしい。子供たちが神妙な顔をして、茶筅を握っているのが微笑ましい。

隣のコーナーでは、フリーペーパー『とりつじん』の原画展が開かれている。お店の人を紹介する似顔絵だから、「私が行く肉屋さんだよ、この人!」とか「私がダンスを習っている先生がいる!」とか、描かれている人物を実際に知っている嬉しさが自然と声に現れるのがいいですね。他にも、折り鶴教室や、ガレージセールもありました。

大ホールから漏れ聞こえてくる吹奏楽の演奏を後にして、また外にでてみると体育館の裏では、ミニSLに乗ることができる。ミニSLといっても細い薪と小さく砕いた石炭を実際に焚いて走る本格派。10/1のスケールだそうだが、ピッピーと汽笛も鳴るし、蒸気もでる。前に2両の蒸気機関車、続いて3両の客車、後ろには2両の電気機関車という編成で、十数名のお客さんを乗せて、50Mぐらいを往復する。
スピードは大人の駆け足ぐらいかな。
乗り心地は??
たくさんのお子さん連れの列に並ぶ勇気はちょっとありませんでした。

日本工業大学の駒場高校、中学校のものづくり部の生徒さんたちが運営しているのだが、わざわざ釜の扉を開けて、赤く燃えている石炭を見せてくれたり、丁寧に説明してくれたりサービス精神旺盛で、蒸気機関車を走らせる喜びが伝わってくる。みんな鉄オタなんでしょうね。

帰り道に聞こえてきた、若いお母さんが漏らした一言。
「ホタルの整理券はないし、どうかなぁと、あんまり期待しないで来たんだけど、予想をはるかに超えて楽しかった。来年も来ようね。」
私も同感、異議なしです。

(広報ボランティア レポート:kacchan、撮影:ゆっこ、keiko)

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https://www.persimmon.or.jp/blog/daily/2025071321001666236.html